パネルディスカッション
保育所の保健活動と地域小児保健
司会者 高野 陽(東洋英和女学院大学教授)
パネラー 千葉 良(仙台赤十字病院小児科部長)
佐々木妙子(東京都・慈愛会保育園長)
塚原 洋子(東京都府中小金井保健所保健サービス課課長補佐)
提案要旨
小児科医の立場から
千葉 良(仙台赤十字病院小児科部長)
乳幼児健康診査に従事しており、また保母の養成に関係している小児科医の立場からお話したい。
保育所では園児のみならず地域の子ども達を対象とした育児支援事業が行われている。
一方、市町村・保健所の乳幼児健康診査・保健指導や事後措置などでも育児支援が行われている。
保育所での地域の子ども達を対象とした育児支援には、地域子育て支援センター事業、非定型的一時的保育、緊急一時的保育、育児リフレッシュ事業および保育所での乳幼児健康診査などがある。
市町村・保育所の育児支援には、乳幼児健康診査のみならず親達による育児グループ(親による自主グループ)や市町村・保健所による子育て支援の育児教室への紹介がある。
福祉活動と保健活動が連携することにより、一層、質の充実した、経済的に効率の良い育児支援が期待できる。その連携はどうあるべきかを考えてみたい。
また保母養成機関における小児保健の重要性も考察してみたい。
小児科医の立場から
1. 保育所での育児支援
1) 園児対象
2) 地域の子どもを対象
地域子育て支援センター事業
非定型的一時的保育、緊急一時的保育
育児リフレッシュ支援事業
保育所での乳幼児健康診査