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京都市交響楽団 KYOTO SYMPHONY ORCHESTRA

京都市交響楽団は、市民文化の形成、青少年の情操を高めるために、古都京都の新しい文化創造の担い手として1956年に、自治体直営のオーケストラとして創立された。
現在は、87人の演奏家を配して、毎年10回の定期演奏会と6回の特別演奏会やオペラ公演、全国各地での依頼公演など年間約90ステージをこなしている。89年に京響発展のための新練習場が完成し、翌90年には第9代音楽監督・常任指揮者に気鋭の井上道義を迎え、充実度を年々増している。
さらに95年からは指揮陣にに大友直人が加わった。そして同年秋に新しくオープンした京都コンサートホールに本拠地を移して、最高の音響整備に恵まれた中で一層の飛躍を期して健闘中である。96年に楽団40周年を迎え、今年5月には井上道義の指揮のもとヨーロッパツアーを行って高い評価を得た、いま日本で最も注目を集めているオーケストラである。

 

指揮:小泉和裕 KAZUHIRO KOIZUMI

1949年京都に生まれる。69年東京芸術大学に入学、山田一雄氏に師事する。70年、旧日本フィルハーモニーの指揮研究員として入園。72年、新日本フィルハーモニー創立に際し指揮者として参加、さらに、ベルリン.のホッホシューレに入学し研鑽を積む。73年にはカラヤン国際指揮者コンクールで優勝、その後ベルリンフィルを指揮してベルリン・デビューを、飾った。新日本フィルの音楽監督(75-79年)を経てベルリンに居をかまえ、ミュンヘン・フィル、バイエルン放響ほかヨーロッパ各地において精力的な指揮活動を行った。また、アメリカにおいてもシカゴ交響楽団をはじめ、ボストン・デトロイトなどに客演している。
その後、83/84年シーズンから88/89年シーズンまでカナダのウィニペグ交響楽団の音楽監督、86年から89年まで東京都交響楽団の指揮者、89年から96年まで九州交響楽団の首席指揮者を務め、95年からは東京都交響楽団の首席指揮者に就任し、精力的な活動を繰り広げている。
今後ますますの活躍が期待されている。

 

フルート:立花千春 CHIHARU TACHIBANA

フルートを17歳より山元康生氏に、その後佐久間由美子氏に師事し、1990年に渡仏して、ベルリオーズ音楽院、エコール・ノルマル音楽院、パリ国立音楽院で学び95年帰国。その闘にフルートをR・ギョー、工藤重典、P・Y・アルトー、A・アドリアン、室内楽をC・ラルデ、C・イヴァルデイ、J・ムイエールの各氏に師事する。
95年、フランスの「第1回アルル室内楽国際コンクール」、イタリアの「第2回シリンクス国際フルートコンクール」で続けて優勝するなど、日本内外のコンクールに多数入賞している。
これまでにソリストとして90年日演連推薦新人演奏会に出演、円光寺雅彦指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演、92年仙台にてリサイタルを行い、また、フランスにおいても数多くの演奏会に出演した。
帰国後は、上野学園大学短期大学部で指導をしながら、東京カザルスホールをはじめとして日本各地にてリサイタルを行っている。また、96年秋には東芝EMIよりファーストアルバム「CRISTAL BREATH」を発売、現在最も注目されている若手フルーティストである。

 

ホールメイトチケット優先予約開始 平成9年5月18日(日)
一般チケット発売調始       平成9年6月 1日(日)

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―今後の催物のご案内―

 9月27日(日)18:30開演  ザルツブルク室内オーケストラ演奏会
11月17日(月)18:30開演  演劇「野口雨情抄伝―枯れすすき」
12月10日(水)18:30開演  ミュージカル「ピアニスト」

 

 

 

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