日本財団 図書館


(c)Indexing

ユーザは、文書管理モジュール内部の情報格納方法をフォルダー・システムを通じてカストマイズ(個別化:ユーザの希望に合わせる。)することができる。

1つの文書は1回しか格納されないが、ユーザは業務の要請の応じ、フォルダーの中で分類することができる。

 

6.B/L取扱のフロー

Bolero SystemにおけるB/L取扱のフローは、概要、次のようになる。

B/Lの取扱いに関しては、HolderとPledgee Holderが重要な役割りを果たすことになる。HolderとPledgee Holderの果たす役割は、次のとおりである。

 

?Holder

Holderは、貨物を引き渡す権利を持つ。貨物に係る法的所有権に対して、運送契約に基づき、すべての権利と責任を有する者である。

いくつかの裁判例では、所有権はB/Lの裏書により譲渡されるとしているが、このシステムでは、当事者の意思表示により譲渡されることになる。

Holderは、貨物の占有権をPledgee Holderに移転することにより、その権利を放棄するか、譲渡することができる。しかし、運送契約上の責任は残る。

 

?Pledgee Holder

Pledgee Holderは、Holderから貨物に関する権利を受け取る。Pledgee Holderは、この権利を他のPledgee Holderに譲渡することができ、また、Holderとしての占有権を譲渡することもできる。

Pledgee Holderもまた、運送人(Carrier)に対して、貨物の引渡を要求することができる。

しかし、Pledgee Holderが引渡を要求できるかどうかは、HolderとPledgee Holderとの契約による。

 

(1)BoleroB/Lのシナリオ

運送人は、Bolero B/L(BB/L)を発行し、荷送人(Consignee)をHolderとして確

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION