日本財団 図書館


(3)発射薬の入ったまま薬きょうが薬室から取り出せなくなった例

 

経過 発射薬の入った薬きょうを薬室に挿入したところ、薬きょうの大きさが合わず、下図のように薬きょうの後面が僅かに突出したまま、銃身を戻すことも、薬きょうを取り出すことも出来なくなった。

 

対策 イ. 僅かな薬きょうの突出部のため銃身を戻すことが出来ず、従って空砲打ちも出来ない状態の場合、銃口から棒等を差入れて突き出すようなことを絶対してはならない。

ロ. 図のように、銃身のみを取りはずし下面を見ると溝がありその中に「殻けり」の脚の先端が見える。この先端を後方に強く押すときょうの下部にある「殻けり」が押し出され、薬きょうが飛び出す。銃身を復旧する際は「殻けり」が突出した状態で取り付ける。

 

033-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION