6熊野灘地方の昔からの言い伝え
(1)風、雲に関係するもの
○春の西風 雨が近い(早田)
○春の西風 秋の東風 要注意(錦)
○朝北北西<ならい> 夕南西<まぜ>(贅浦・渡鹿野・飯浜)
春、天気が良い日のことである。
○※ダシが吹いたら天気良し(引本)
※ダシ…山から海へ吹く風のことである。
○尾鷲が暗くなると風(御座)
春季のことである。
○春は西側に雲が一の字に引くと西風が強くなる(三木浦)
○雲はかん立ち 明日も照りや(二木島)
夏、西方の山に入道雲が立つと晴天で暑い日が続く。
○辰巳の風に油断するな(須賀利)
辰巳とは南東のことである。
○朝から吹いている南風は油断するな(錦)
○東が曇れば雨とやら 西が曇れば風とやら(相賀浦)
○南西方向に黒い厚雲が現れると雨が強い(早田)