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*静かに水が流れている所の石を取り上げて、裏についている虫や生き物を取ろうとしています。

 

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*見つけた生物は、あらかじめ用意していた表で名前などを調べますが、それでも分からない時は、先生に聞いています。

 

先生の指導にしたがって、少しだけ水が流れていて石がごろごろしている所を探して、川に入っていき、石を持ち上げて裏を見ると、虫がたくさん付いていました。

このように見つけた生き物をピンセットでトレイに入れて、先生に名前を聞いていきました。

 

〔見つかった生き物〕

ヒル、トビケラ、サホコカゲロウ、ヘビトンボ、ミズムシ、モクズガニ……ヘビトンボやトビケラなど、きれいな川に住んでいる生き物もいましたが、ヒル、ミズムシ、サホコカゲロウのような汚い川に住む生き物の方が圧倒的に多かったので、竜田川は「汚れた川」という判断をしました。

御勢先生によると、上流は生駒市という住宅密集地で、家庭排水がそのまま川に流れ込んでいるらしいです。早く下水道が整備されることが望まれます。

 

今回は昨年の飛鳥と違って、上流に住宅の密集している都市型河川を選びましたので、この結果はある程度は予想ができました。しかし、近くには法隆寺などの文化遺産があって周りの環境が素晴らしいだけに、少し残念な気がしました。

子ども達はこのリバー・ウォッチングを通して、環境の大切さを感じ取ってくれたのではないか、と思います。

 

 

 

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