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★「台湾映画の若き日々」 その1

李行と『王哥柳哥遊台湾』

 

台湾映画祭で紹介される李行のもっとも古い作品は1963年の『我らの隣人』。彼の国語(北京語)映画時代の始まりを告げる作品であり、李行のスタイルが初めて全面開花したとも評価されている、重要な作品だ。

でもその前に、彼には多作な台湾語映画時代があった。李行は上海出身で、48年、18歳の時に家族とともに台北に移り住んだ人。台湾語ができるわけではないのに、1958年の監督デビュー作から始まるこの時代に、彼はもっぱら台湾語映画を撮っていた。

時代がそのような時代だったのだ。56年あたりから、

 

 

 

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