?Y. 楽しみいろいろ!里山ライフ
市民による里山の管理は作業に汗を流すことだけが楽しみではありません。
山菜やキノコなどの山の幸を味わったり、動植物の観察会を行なったり…といった自然そのものを楽しむことも大切な要素です。
また作業に慣れてきたら切った樹を使って椎茸や炭をつくるなど楽しみながら里山の生産性を見なおす試みもぜひとりいれていきたいうものです。
1. 自然を食べよう!野草&山菜
ほろ苦い旬の味わい
風がゆるみ、陽射しが温かくなる早春。冬の間の間伐も一段落し、手入れされた里山を眺めると作業以外の楽しみが見えてくる。3月も半ばを過ぎると木の芽や山菜たちが芽吹く季節。フキノトウ、ノビル、ハコベ、ワラビ、ゼンマイ、ヤブカンゾウ、セリ、タラの芽、ニワトコの若芽、ツクシ、タンポポなど、里山に自生する植物は調理次第で食卓の立派な惣菜になる。
野草、山菜は一般にアクが強く生食できるものは少ない。さっと湯通しし、おひたしや和え物、味噌汁の具にする。もっともポピュラーなのがてんぷら。油を通すことで苦味が中和され、ほろ苦い旬の味が楽しめる。