3. まとめ
精神障害者への援助についてみてきたが、若年層に特徴的な傾向があるように思われる。それは、社会的援助については若年層が他の年齢層よりも厳しい見方をしており、それは「40歳未満女性」は「国や自治体が、精神障害者を援助する制度を整備すること」が行われていると評価していないことや、「国や自治体、専門家が精神障害者に関わる事件・事故の防止に努力すること」では若年層の男女ともに低い比率であったことである。
一方で、高齢者の介護や精神障害者への援助については、全年齢層が「家族や親戚」が行うことを望ましいと考えていたが、中でも若年層で高い比率を示すこととなった。
高齢者や精神障害者が一緒にサービスを受けることについて、若年層は他の年齢層よりも抵抗感が少ない結果となった。
<章のまとめ>
??章では、精神障害者への望ましい援助についてみていく。社会的援助では若年層(40歳未満)が他の年齢層よりも厳しい評価をしていた。一方で、高齢者の介護や精神障害者への援助については、全年齢層が「家族や親戚」が行うことを望ましいと考えていたが、中でも若年層が他の年齢層よりも高い比率を示した。さらに、高齢者や精神障害者が一緒にサービスを受けることについて、若年層は他の年齢層よりも抵抗感が少ないという結果が得られた。