2.地域別観光入込客数の予測
(1)予測方法
地域別観光入込客数の予測は、観光動態調査における観光入込客数の1987〜1996年の10年間の経年データを用い、理論曲線(ロジスティック曲線およびゴンペルツ曲線)を適用することにより、宿泊入込客数、日帰入込客数別に行った。
なお、予測は、和歌山県を分割した23地域を単位として行ったが、理論曲線の適応地域が小さいとトレンド以外の影響による入込客数の変動が大きくなると考えられるため、本調査において観光地として一定のまとまりが認められた8エリアの入込客数の経年データに理論曲線を適用し、その推計結果を1996年の入込客数のシェアで分割することにより23地域の入込客数を推計した。
ゴンペルツ曲線
Y=Kabt
ロジスティック曲線
Y=K/1+exp(bt+a)
ただし、Y:観光入込客数
t:基準年からの年数
K,a,b:パラメーター
(2)予測結果
次頁以降に、地域別観光入込客数の予測結果を示す。