2-3. 観光交通の魅力の向上
(1)交通機関の観光化
◆ 地方鉄道における観光資源としての機能強化を図る
【検討・具体化の対象およびその方針】
▲ 有田鉄道、紀州鉄道における観光資源としての機能強化を図る(いわゆる鉄道マニア対象から、一般観光客向けへの転換)
《和歌山県における現状・取り組み状況》
・ 有田鉄道、紀州鉄道においては、既に観光資源となっているが、現状ではいわゆる鉄道マニアが主な対象となっている
・ 紀州鉄道では、硬券セット、お守りつき乗車券などの販売を行っている
・ 有田鉄道では、幼稚園児の絵を車内に張り出すなどの企画を検討している
◆ 地域特性を活かした施設整備などにより、鉄道駅の付加価値、魅力の向上を図る
【検討・具体化の対象およびその方針】
▲ 観光施設の併設、特徴的な駅舎の整備などにより、鉄道駅自体の観光資源化を検討する
▲ マルチメディアの導入などにより、主要ターミナル駅における地域観光資源や公共交通に関する案内のアミューズメント性の向上を検討する
《和歌山県における現状・取り組み状況》
・ JR見老津駅では、漁協との協力により、待合い所に水槽を設置し、魚、カニなどの展示を行っている
・ JR紀勢本線那智駅、周参見駅では、それぞれ、町による「交流センター」の建設、町施設を含めた駅舎改築の計画がある
◆ ボンネットバスなどの観光用バス車両の導入を図る
【検討・具体化の対象およびその方針】
▲ ボンネットバス、和歌山に関する風物を描いたバス、和歌山に関連の深い芸術家がデザインしたバスなどの導入を検討する
《和歌山県における現状・取り組み状況》
・ 龍神自動車では、ボンネットバスの導入を検討している