4. 広域周遊モデルルートイメージの検討
(1) ルート設定の考え方
観光旅行の単位は団体旅行から個人、個人グループ、家族へと移行している。また観光ニーズも多様化し体験型・参加型のものが求められるようになってきている。これまでの和歌山観光の中心であった温泉浴、海洋レジャー、歴史観光は今後も中核的な位置を占めると考えられるが、あわせて個人の幅広い嗜好に適したより選択性の高い観光ルートメニューを用意していく必要がある。
そこで、本節では、今後の新しい視点の観光に結びつくと考えられるテーマ性の高い広域周遊ルートの構築イメージを検討、提案する。
広域周遊ルートのテーマは、以下のものをとりあげた。
<広域周遊ルートのテーマ>
?心身の健康の回復を実現する
?地域の「味」にこだわる
?手仕事の文化に親しむ
?芸術・芸能の息吹を感じる
?本物の自然にふれ、学ぶ
?季節の躍動を楽しむ
(2) モデルルートのイメージ
以上の6つのテーマに基づいて設定した広域周遊モデルルートイメージを以下の図に示す。