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2-3 観光交通の現況特性

 

(l) 交通機関の整備状況

?道路

和歌山県の道路網をみると、高規格幹線道路としては、現在、近畿自動車道紀勢線が御坊まで供用されているのみであり、一般道では、国道42号が沿岸部を縦貫し、そこから国道370号、424号、311号等が内陸部へ伸び、道路ネットワークを形成している。総体的にみて、沿岸部と北部地域においては比較的道路密度が高いが、南部、特に中山間部では疎である。

しかし、紀勢線の延伸計画・構想が実現すれば、和歌山市、白浜、串本、新宮等の沿岸部の観光地が高規格幹線道路によって繋がることとなる。また、京奈和自動車道や紀淡連絡道路が実現することにより、県北部の観光地間の連携や奈良県、四国地域の観光地との連携促進も期待される他、和歌山観光のマーケットの拡大も期待される。さらに、地域高規格道路である新宮五条道路の実現により、本宮、新宮、奈良県南部間のアクセス向上も期待される。

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