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自治大臣あいさつ

自治大臣 白川 勝彦 

 

自治省消防庁では、阪神・淡路大震災以降、情報の収集伝達体制の強化や緊急消防援助隊の創設など防災対策の強化に懸命に取り組んでまいりました。しかし、地域の防災力の向上を図るためには、行政のみならず、地城のコミュニティ等の取組や連携が極めて重要であります。こうした観点から、近時、まちづくりや住民生活等のあらゆる面において防災に関する視点を盛り込むなどハード、ソフトの両面から防災に配慮したまちづくりを推進する「防災まちづくり」の必要性が高まっています。

この「防災まちづくり」をより一層推進するため、今年度、地方公共団体や地域のコミュニティ等における防災に関する様々な取組、工夫・アイディアのうち、特に優れたものに対する自治大臣表彰等を内容とする「防災まちづくり大賞」を創設いたしました。この度、全国各地から寄せられた数多くの取組事例の中から、特に優れたものについて、自治大臣賞その他の各賞を決定したところであります。

阪神・淡路大震災の発生からはや2年が過ぎましたが、私は、災害等から国民の生命・身体・財産を守るということは政治の一番の基本という認識にたって、今後とも災害に強い安全なまちづくりに取り組んでまいります。

今回の表彰を契機として、受賞団体はもちろん、全国各地域において防災まちづくりが一層推進されることを期待しています。

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