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宝くじ普及広報事業

 

1. コミュニティ助成事業

平成9年度のコミュニティ助成事業は、引き続き一般コミュニティ助成事業、地域福祉推進助成事業、緑化推進コミュニティ助成事業、自主防災組織育成助成事業及びコミュニティセンター助成事業を行います。各助成事業の実施団体、対象及び助成額については、去る3月19日に、当センターに設置されている地方公共団体の代表者等を委員とする「宝くじ資金審議委員会」の審議を経て決定され、各都道府県知事(コミュニティ担当課扱い)に通知しました。

今年度の助成総額は47億2,570万円(1,550件)で前年度に比べて9.14%の減額となりました。(11頁表参照)

☆一般コミュニティ助成事業

市(区)町村又は地区住民のコミュニティ組織が行うコミュニティ活動に必要な施設又は設備の整備に対し100万円乃至250万円を限度として助成します。

今回助成が決定されたのは、1,076件、24億5,590万円です。

☆地域福祉推進助成事業

社会福祉活動用機材助成事業として、市(区)町村又は地区住民のコミュニティ組織が行う社会福祉活動に必要な機材の整備に対し、100万円乃至250万円を限度として助成します。

今回助成が決定されたのは、96件、1億9,930万円です。また、地域福祉推進助成事業としては、市(区)町村が行う地域の創意と工夫を生かしつつ地域の実情に応じて高齢者保健福祉の向上を図るためのモデル的な事業(施設の整備、イベントの開催等)に対し、1地区1,000万円を限度として助成します。

☆緑化推進コミュニティ助成事業

国土の緑化推進運動の一環として発売される緑化宝くじの売上金の一部を原資とし、地区住民のコミュニティ組織又は、市(区)町村が行う植樹や花壇造成等のための事業に対し50万円乃至100万円を限度として助成します。

今回助成が決定されたのは、148件、1億4,250万円です。

☆自主防災組織育成助成事業

地区住民等で構成する自主防災組織が行う地域防災活動に必要な施設又は施設の整備に対し、30万円乃至200万円を限度として助成します。

今回助成が決定されたのは、125件、1億4,700万円です。

☆コミュニティセンター助成事業

市(区)町村又は地区住民のコミュニティ組織が行う多目的な総合施設(コミュニティセンター)の建設整備に対し、総事業費の5分の3以内に相当する額で2,000万円を限度として助成します。

今回助成が決定されたのは、105件、17億8,100万円です。

 

2. ふるさと消防団活性化助成事業

地域住民の消防団に対する理解と認識を深め、地域住民の消防団活動に積極的に協力を得るための事業(例えば、広報活動、教育活動及び地域交流活動等)に対し、1地区100万円を限度として助成します。

 

3. 地域防災助成事業

☆防火広報助成事業

(財)日本防火協会が、民間防火団体等に対して交付する広報用視聴覚資器材及び訓練用資器材等を同協会を通じて贈呈します。

☆消防施設等助成事業

(財)日本消防協会が、全国の消防団・関係機関に対して配布する「消防団活性化活動用ビデオ」、及び婦人消防隊に対して交付する「婦人消防隊用防災車両」50台を同協会を通じて贈呈します。

 

4. 文化振興事業

☆文化公演事業

宝くじコンサート等でおなじみの文化公演を、本年度も38都府県72市町村で開催します。

また、「宝くじサウンドスペシャル」として、東京ポップスオーケストラによる演奏会、音楽指導等を別表のとおり全国10ヶ所で開催します。

 

 

 

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