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*アリソン社調査書:追加事項

1.501KFの設計について

(1)用途による相違(特に船舶)

特色、寿命、強度の捉え方。

注:船舶は長期にわたって使用する。又、運航基準で管理されており、推進機関は2機2軸(ウオータージェット推進)。

パワータービンは腐食対策としてマウンテングをステンレス304から321に変更しました(取り付け金具を強化した)。

アリソンは長期使われることを承知し、海の波に耐えているは承知しております。

 

(2)寿命について(ガスタービンエンジン)

a.設計上:例えばエンジンの基本的な要件のほか、どの程度まで想定された寿命があるのか。又、どのような部品を交換すればそれらが期待出来るのか。

船舶は高価なため、長期間の使用が考えられる。

寿命は使用状況のコンデションによりますが、ある部分はある期間、期間で取り替えるようにコメントしております。

 

b.実績上:カタログでは、航空機で5000万時間の運転、基幹産業設備でオーバーホール間隔3万時間の信頼性と性能を有している。とのことであるが、どのように理解して良いのか。実際にどのようになっているのか。

T56,フライトエンジンは1,900万時間501K,産業用は4,900万時間の累計時間となっています。コーゼネ、メカニカル産業では、3万時間以内でオーバーホールとなっています。

全てがオン・コンデションです。3万時間は経験の平均からとなります。これらは、社内のプラニング(企画)と予算のとき使われます。

 

 

 

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