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5.3 開放整備方式

本邦では、HSI/TBO整備方式が用いられている。そのため、本委員会ではTBO及びHSI

の定義について下記のように取り扱うこととした。

 

・TBO(Tine Between Overhaul):オーバーホール間隔

「アリソン社による定義」

TBOとは、開放検査(オーバーホール)をしないがために起こるかもしれない極めて不経済な状態に至らずにアリソン社の推薦するところにより規定された仕様でエンジンを運転できる最大時間を言う。

「本調査報告書」では下記の2通りの意味をもった用語として使用する。

1.ガスタービンエンジン全体にわたる分解・詳細な点検・検査。即ち、全開放検査(オーバーホール)を言う。

2.ガスタービンエンジンについて前回全開放検査実施後、次回の全開放検査まで運転できる規定最大時間。この時間はジェットフォイルでは翼走時間を適用する。

 

・HSI(Hot Section Inspection)

HSIとは、ガスタービンエンジンのホットセクション部である燃焼室回りの及びタービン部分の開放点検・検査を言う。また、ガスタービンエンジンでは、「中間検査」と言われている。

 

以下ガス・タービン・エンジンの開放点検要領について、アリソン「501-KF」を例にとって述べる。

ガス・タービン・エンジンの検査は、ガス・ゼネレータ部とパワータービン部に分かれ、ガス・ゼネレータTBOとガスゼネレータHSI及びパワータービンTBOとパワータービンHSIについて整理した。

 

 

 

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