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6. 船級協会の受検比率

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[談話要点]

1971年にセメント船を建造した。'78年からFRP船の建造を開始、'79年中国交通部の企業になり、'83年中国船舶工業総公司(CSSC)の組織に入った。国から毎月の生産計画が指示される。しかし中国も計画経済から自由経済に変わって来ている。'92年から香港のマーランド社と合併した。

工場面積は18,000?、従業員は約200人。うち、18人が技術者で生産設計をしている。艇の設計は、CSSCの上海船舶研究設計院がする。

製品は7種類の救命艇の他、救助艇、揚子江のサンパン、そして高速艇なども製造、80種類に及ぶ。年間150〜200隻製造、うち、救命艇は約120隻で、そのうちの約半数、60隻が全閉式のものである。

当社製造の救命艇はZCの型式承認を取得している。全閉式のものは、ABS、NK、DNV、LRの承認も得ており、現在BV、GLには承認申請中である。

マーランドと合併して日本や欧州にも拡げたが、東南アジア、特にシンガポール、マレーシアヘの輸出が多く、建造艇のうち約40%は輸出である。

ISO 9002の取得を検討中で、これは北京に本部がある中国品質管理局に申請する。

ZCは中国科学院の下部組織である。CCSはもとはZCと同じ組織であったが、2〜3年前に殆ど完全に分離した。現在も同じ建屋に居るが、それぞれ別々の職員である。

“中国”は“Zhong Gou”と書く。

 

 

 

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