蔵物質ほど安定な硝酸塩を形成することと対応していると考えられる。
一方で、塩基性物質は貴金属の活性に影響し炭化水素の酸化活性を逆に低下させるため実用化に際してはBaが採用されているようである。また、このNOx Strage 機能はPtとBaが接触していないと発現しない。
また、排ガス処理に際しては触媒への硫黄の付着が問題となる。排ガス中のSO2が貴金属上で酸化されて吸蔵物質と結合して硫酸塩を生成することによる。しかし、硫酸塩の粒子が小さい場合には、還元雰囲気中で硫酸塩が分解され、繰り返しの使用が可能である。硫酸塩の粒子成長をしにくい物質および添加物を選択することで実用上充分な耐久性を得ることができるとしている。