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協力体制

〔町内会〕

・71町内の内、80%程から協力体制を得て、それぞれの地域で特色のあるスポーツイベントを開催。また、町内会長には集計及び集計連絡係も務めてもらい、自宅前に集計ボックスを設置させてもらった。

〔企業〕

・町内のほとんどの企業が協賛していただき、担当者を決め集計、報告をしてもらった。また、各種メインイベントにも各企業ごとにチームを編成して参加してもらった。

〔幼稚園、保育所、学校等〕

・各学校、幼稚園、保育所とも全面的に協力していただき、昼休み等のメニューを組んでもらい実施した。

〔ボランティア〕

・各地区公民館で午前9時から午後9時まで、誰もがスポーツができる体制をとったが、インストラクターとして体育指導委員の他に、地区ボランティアにも協力してもらった。また、メインイベントのスタッフとして企業や団体からボランティアを募った。

 

広報

・広報紙掲載によるPR ・ポスター、看板、横断幕等の設置 チラシの全戸配付

・新聞折込チラシによるPR ・広報車巡回によるPR ・地元マスコミへのPR

 

マスコミ

〔新聞〕北國新聞、北陸中日新聞

〔テレビ〕NHK、北陸放送、テレビ金沢

〔ラジオ〕北陸放送

 

担当から

「スクラップ&ビルド」が叫ばれている中、わが町でも伝統の大切さを十分に踏まえた上、古い行事を整理しようということになっていました。このような状況の中で、新しいイベントの取り組みを始めることは予算獲得面、主旨の統一面で当局の理解を得るまでは相当な手間と時間を費やしました。しかし、カビ臭いイベントが充満する中で、このチャレンジデーという新しいタイプのイベント実施の必要性を説いていきました。『今までのイベントも生涯学習、生涯スポーツの普及を進めるために必要な行事であったけれど、ある一定の設定された場所に行かないと参加できない不利益があったが、このチャレンジデーは、いつでもどこでも誰でも参加できるイベントであり、一つの目標に向かって住民全体で取り組めるイベントである。単に生涯スポーツの推進に終わらず、新しい町づくりを目指すには絶好の機会であり、町内会、企業、団体の中にも新しい息吹が生まれるかもしれないことを理解し協力、協賛していただきたい』と。町長が実行委員長となり実行委員会が誕生し、実働部会も官民一体となって動き出した。様々な考えと意見が飛び交う実動部会となって欲しいと思っていたら、予想以上に真剣に皆が考えてくれ、各セクションで独自に協議し、持ち場を無難にこなしてくれました。優秀なスタッフのお陰だと心から思います。その優秀なスタッフの情熱的な働きかけが十分に住民に伝わり、初挑戦としては思いがけない参加率が達成できたと思います。一つの新しい風を湿った薮の中に吹き通すには、様々な吹聴に耐え、しっかりとしたコンセプトをいつでも主張できる構えが必要であると思います。裏を返せば、ケツをまくりながらやり通す信念が大切なのだと思います。何にせよ、町内会長宅、企業を一軒一軒回りながら「なんやーそれ!」という言葉に、何回も何回も説明を繰り返し理解してもらった経緯こそが町づくりの基本ではないでしょうか。

 

実績

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