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注) 二つの別個のメッセージIDが、このメッセージのために使用される。新しい地上局が以前の地上局からのリンクの転送(redirection)をすることが出来ない場合、メッセージID=1、“以前のリンクなし(no previous link)”が使用される。新しい地上局が、以前の地上局からのリンクの転送(redirection)をサポートすることが出来る場合は、メッセージID=0010、“以前のリンクが保存されている(previous link preserved)”が使用される。

 

F.1.4 次網コマンド・メッセージ

 

図F-4に示される次網コマンド(Next Net Command)メッセージは、地上局により特定の航空機に対して配信され、次網コネクションのスロット及び周波数を識別する。

 

F.1.4.1 次網(Next net)

 

次網フィールドは、12ビットである。それには、次の地上ID(2ビット)と周波数(10ビット)という2つのサブフィールドが含まれる。次の地上IDフィールドは、本付録の1.2.1項に定義されているのと同じである。メガヘルツ単位での周波数Xに対して、周波数フィールドは40(X-112)として符号化される。

 

F.1.4.2 自局ユーザID

 

自局ユーザIDフィールドは、グループID及び航空機IDフィールド(本付録の1.2.1項参照)から構成される。

 

F.1.4.3 網タイプ(Net type)

 

このフィールドは、次網がTDMA網であるか、または単にAM周波数であるかを識別する。0はAMを指示し、1はTDMAを指示する。

 

 

 

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