6.4.4.1.2 ボコーダ処理
TS1におけるアップリンク音声、ダウンリンク音声またはTS3におけるダウンリンク音声のMIDフィールドをもつ受信済V/D(音声)バーストは、通常ボコーダで4800bpsのレートで処理されるものとする。TS2におけるダウンリンク音声のMIDフィールドをもつ受信済V/D(音声)バーストは、打ち切り型で4000bpsのレートで処理されるものとする。
6.4.4.1.3 送信元識別
ユーザは、受信した音声メッセージの送信元(地上または機上)について、メッセージIDフィールドの最初のビットに基づき通知されるものとする。
6.4.4.2 音声合成
音声ユニットは、会話を十分にバッファリング及び遅延するものとし、変化する伝播遅延、及び送信機と受信機との相対クロック・タイミング・ドリフトにかかわらず、ボコーダの解析・合成クロックに対して一定期間の維持を図るものとする。
バーストが失われた場合、音声ユニットは、会話を無音(あるいは擬似雑音)状態までゆっくりと減衰させるものとする。音声ユニットは、V/D(音声)バーストの受信が連続する場合に、通常動作を再開するものとする。