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ものとする。最後のひとつを除く各パケットには、Pオクテットのユーザ・データが含まれるものとし、そのMビットは1に設定されるものとする。Pオクテットに等しいかそれに満たないシーケンスに属する最後のオクテットは、そのMビットが0に設定されているものとする。

 

4.7.5.2.1 地上発信パケット

 

IWから受信したパケットがPオクテットより大きい場合、地上ISO8208層は、ひとつ以上のデータ(DATA)パケットを生成するものとし、Mビットを使用して以下に続くデータ(DATA)パケットが同一のシーケンスに属することを示す。

地上ISO8208層は、それぞれのデータ(DATA)パケットにパケット番号を割り当てるものとする。パケット番号は、所与のコネクションに関して連続しているものとする。データ.パケットのシーケンス番号は、モジュロ128によるものとする。

 

4.7.5.2.2 航空機発信パケット

 

航空機が地上局との仮想回線コネクションを確立する場合、ファシリティ・フィールドは、パケット・サイズがPオクテット以下であることを示すものとする。パケット・サイズが大き過ぎる場合には、コネクションの解放手順が起動されるものとする。

 

4.7.5.2.3 確認

 

受信したデータ・パケットは、RRパケット、RNRパケット、または最新の受信パケット番号P(R)を上書きしたデータ・パケットを使って、確認されるものとする。確認ウィンドウがクローズの場合、あるいはT24タイマが超過した場合には、RRまたはRNRパケットが生成されるものとする。

 

注) データ確認は、SVCにローカルなイベントである。それは、IWを通って伝達されない。

 

4.7.5.2.4 データ・フロー/輻輳制御

 

RR及びRNRパケットは、フロー制御パケットであるものとする。RRパケットは、こちらから伝送すべきパケットはないが、相手側に確認を送らなければならないデータ・パケットがある場合に送信されるものとする。RNRパケットは、特定の仮想回線上のデータ受信を停止する要求を示す送信側によって使用されるものとする。RRパケットが送信側により送信されると、この状態はクリアされる。

注) ローカル・システム・バッファが使い尽くされた時に、どのSVCウィンドウもクローズしていないことが起こり得る。この状態では、到来パケットを抑制するためにRNRパケットが使用されるべきである。

 

 

 

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