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4.4.2 通信処理部の性能

 

通信処理部は、作業の効率向上を図るため、市販品を利用することを基本として設計する。

通信処理部は、汎用パーソナル・コンピュータ(CPU:80486DX/66MHz以上)及びインタフェース・ボード(V.24準拠)により構成され、オペレーティング・システム(OS:MS-DOS Ver.6.2以上)により動作するように設計を行う。表4.4.2に通信処理部の主要性能をまとめる。

 

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4.4.3 通信処理部の機能

 

通信処理部は、以下に示す5つの機能で構成されている。

・通信処理部制御機能

・リンク管理エンティティ(LME)処理機能

・データリンク・サブレイヤ(DLS)処理機能

・媒体アクセス制御(MAC)処理機能

・外部インタフェース処理機能

通信処理部の機能構成ブロック図を図4.4.3に示す。

なお、先に記述したように、VDLモード3の同期方式評価及び伝送制御方式評価を目標とするため、サブネットワーク層の機能は含まないものとする。

モード3ドラフトSARPsで定義されているMAC層機能は、TDMA制御部と通信処理部(MAC処理機能)で分けて有するものとする。TDMA制御部は、MAC層の分割多重送信に関する多重アクセス、タイミング制御/維持及びデータのスロット分割/組立の機能を有す。通信処理部のMAC処理機能は、デ―夕の作成及びリンク管理に関する機能を有する。表4.4.3にTDMA制御部と通信処理部のMAC層機能配分表を示す。

 

 

 

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