4.4.3 通信処理部の機能
通信処理部は、以下に示す5つの機能で構成されている。
・通信処理部制御機能
・リンク管理エンティティ(LME)処理機能
・データリンク・サブレイヤ(DLS)処理機能
・媒体アクセス制御(MAC)処理機能
・外部インタフェース処理機能
通信処理部の機能構成ブロック図を図4.4.3に示す。
なお、先に記述したように、VDLモード3の同期方式評価及び伝送制御方式評価を目標とするため、サブネットワーク層の機能は含まないものとする。
モード3ドラフトSARPsで定義されているMAC層機能は、TDMA制御部と通信処理部(MAC処理機能)で分けて有するものとする。TDMA制御部は、MAC層の分割多重送信に関する多重アクセス、タイミング制御/維持及びデータのスロット分割/組立の機能を有す。通信処理部のMAC処理機能は、デ―夕の作成及びリンク管理に関する機能を有する。表4.4.3にTDMA制御部と通信処理部のMAC層機能配分表を示す。