4.2.2 インタフェースの定義
(1)空中線受信入力信号:118.000MHz〜136.975MHzの空中線からの受信信号を入力段において受信帯域制限し、その後増幅した信号。
(2)受信信号(IF)信号出力:受信信号を、ローカル信号によりIFに周波数変換された信号であり、変復調部に出力される。
(3)受信信号(RSSI)出力:IF信号増幅段に於いて、受信入力レベルを検出した信号。
(4)D8PSK変調信号入力:変復調部からの信号で、送信IF部、送信フィルタ部、送信PA部で周波数変換、増幅され送信空中線に出力される。
(5)PA ON、TX ON信号入力:送信機の制御入力信号。TDMA制御部から入力される送信タイミングに従い高周波電力回路(PA)をON/OFFする信号。
4.2.3 送信機の機能及び性能
4.2.3.1 送信機の機能
送信機としては、送信IF部、送信フィルタ部、制御部及び送信PA部から構成される。変復調部から入力されるD8PSK変調信号は、送信IF部にて標準信号発生器からの搬送波信号と混合されRF信号に変換される。その後、増幅された後、送信フィルタ部へ入力される。
送信フィルタ部においては、入力された信号をフィルタリングの後増幅し、送信PA部へ入力する。
送信PA部では、RF信号を所望の送信出力まで増幅し、RFスイッチ、LPFを介し、アンテナ端子に出力する。
その際、所望の送信出力が保たれるように、DETで検波した信号を用いて利得を制御するALC機能を持つ。
下記に機能を示す。
(1)周波数変換機能
(2)送信波形のランプ制御機能
(3)送信電力制御機能