? 航空交通監視アプリケーションの環境
1. 概要
航空交通監視アプリケーション(以降「アプリケーション」と称する)は国際民間航空機関(ICAO)が提唱する将来航空航法システム(FANS)構想を実現し、東南アジアにおいてMTSATを利用した管制能力の向上支援を図るべく、開発する。
図1-1に本システムを動作させるための構成を示す。
動作の前提として、GESあるいはRGSを経由して、地上と交信するメッセージは、データ・サービス・プロバイダから、本アプリケーションに送受信される。しかし、これらの通信インフラは、本システムを導入する地域によって事情が異なるため、通信プロトコルや、伝送速度などは模擬的に設定している。
FANS-1パッケージ搭載機は、受信したADSの位置情報を基に表示更新を行い、また、FANS-1パッケージ非搭載機についても、表示更新ができるようべースとなるフライトプランの登録が可能である。
図1-2に本システムを拡張した構成を示す。
航空交通管制システムとして、理想的な運用をする場合には、レーダや、フライトプランに関する情報を総合的に処理していく必要がある。このためには、将来、システムを拡張するにあたって、導入地域の「レーダデータ処理システム」や、「フライトデータ処理システム」とのオンライン接続が最も効果的である。