日本財団 図書館


(1) マリンクラフト

 

<特性>

 

○急なブレーキができない。

○急なターンにより、テールスライドする。

○エンジンを回転させ、水面に負荷(ジェット噴流による推進力)を与えないと艇のコントロールがきかない。

 

<対応>

 

○マリンクラフトそれぞれのスピードを把握する。

○各スピードでの制動距離を認識する。

○波の船体(航走中、停止中)に与える影響の度合いを知り、スピードを調整する。

 

(2)漁船・漁網

 

<特性>

○漁船の動き、漁の仕方は各地域によって違う。

○引き網のワイヤー、釣り糸が逆光等の条件によって見えにくく、目、首、手などに巻き付くことがある。

○アワビなど貝取りの船は少しの航走波でも強く影響を受ける。

(冬場の戸又港から白石までの間)

 

<対応>

○漁船、漁網からの安全距離を見極める。

○漁船、漁網の回り、前後には絶対近づかない、走らない、回らない。

 

(3)定期航路大型船

 

<特性>

○死角が大きい。

○非常に大きな航走波がたつ。

 

<対応>

○航走波に十分注意して、できるだけ離れる。

 

(4)ボート・プレジャーボート

 

<特性>

○ブレンする前は前方が死角になる。

○アヒル等のボート、ローボー卜、手こぎボートは15m以内に近づくと威嚇行為になる。

 

<対 応>

○20m以内近づかない。

○航走波、波しぶきの影響を絶対与えない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION