積雲(わた雲 Cu)
? 雲と言えば大抵の人は青空に浮かぶ、むくむくした積雲をイメージします。雲の形として頭が綿の様に丸くなっていて底の方は平になっているのが特徴です。
? 雲の色は白色ですが底部は影のような暗い陰影があります。
? この雲は垂直に発達して行く雲の一種です。雲が垂直に形成されるのは理由が3つ有ります。
1. 地面が暖められて軽くなって上昇した大気に含まれる水蒸気が凝結して出来る。
2. 大気が低気圧の前線面に沿って上昇する。
3. 上空が寒気があって地表の大気と激しい対流を起こした時。
雄大積雲は夏の日差しがきつい時、寒冷前線の激しい上昇気流の有る所で上へ上へと立ち上がっている雲です。
? 雲の高さは地上500mくらいから上に延びて中には巻雲高度に達するものもあります。
? 積雲は晴れた日によく見られる雲ですが片積雲と呼ばれる干きれた積雲が飛んでいるように見える時は風が強い時です。
? 昼間出ていた積雲が夕方になって小さくなれば翌日は好天、積雲の頭部の丸みが無くなって暗灰色じみた積雲は雨の兆しと見て良いでしょう。