高層雲(おぼろ雲 As)
? 薄い巻層雲が厚さを増して高層雲になります。うす雲では見られた太陽や月の輪(暈)は有りません。太陽や月はボヤけて見えますので「花ぐもり」などとも言われています。
? 雲高は2,000mから7,000mぐらいで中層に現れる雲です。
? 温暖前線は寒冷前線に比べると雲域が広く地表に対する勾配も緩かなので大気がゆっくりと這上ってきて全天にベール状に拡がったのが高層雲です。
? 温暖前線や低気圧の全面に現れ半透明か少し青みがかって見えます。この雲の下に黒い引き手切れたような雲(コゴリ雲)がでてくると殆ど雨となります。
? この雲が厚くなると日中でも物の影が写りません。
? 帯の様な高層雲が現れることがありますが、このような時は天気は不安定で付近に発達した前線などがある証拠です。大雨となるおそれがあります。