みなさん、ようこそ苫小牧へおいでいただきました。
爽やかな緑の季節をむかえる中、第21回北海道少年剣道錬成大会が盛大に開催されますことをお祝い申し上げますとともに、全道各地から参加されました多数の少年剣士ならびに関係者の皆様を秀峰樽前山を仰ぐここ苫小牧市にお迎えできますことは誠に喜ばしく、 17万市民とともに心からご歓迎申し上げます。
苫小牧市は、昭和41年に全国に先駆けて「スポーツ都市」を宣言し、スポーツによって培われた明るくたくましい市民の手によって、潤いのある街づくりを進めるとともに、日本初の内陸堀込み式人造港を有し、北海道の工業や物流の要として躍進を続ける、また明年には市制50年の節目の年を迎える青年都市であります。
剣道は、日本古来の武道として、また身体と精神の健全な発達と礼儀作法の習得等を目的とした現代スポーツとして、全国に多くの愛好者がおります。
特に、剣道を通じてたくましい身体と不屈の精神の養成等は、青少年の健全育成を果たす上でも、その役割は非常に大きいものがあると思われます。
大会に参加される選手の皆さんには、日頃の練習で鍛えられた技と力を充分に発揮され白熱した好試合を展開されますとともに、全道少年剣士の夢であります全国大会出場を目指し、ご健闘されますようお祈り申し上げます。
また、本大会を通してお互いの理解と友情を深めるとともに、将来の北海道を担う人材として成長されますことを心より願っております。
終わりに、本大会の開催にあたりご尽力いただきました財団法人全日本剣道道場連盟をはじめ、関係各位に深く敬意を表し、感謝申し上げるとともに本大会が今後ますますご発展されますことを祈念いたしまして歓迎のご挨拶といたします。