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(3)吸入毒性試験

ラットを用い、経気道投与(1時間)によりLC50(半数致死濃度、試験動物が50%の確率で死亡する濃度を、試験物品が、粉じん又は煙霧の場合は1l当りのmg、蒸気(気体を含む)の場合はlm3当りのm2で表した数値)を求める。

(注)次の条件で試験を行い、死亡例の認められない場合は、「毒物」に該当しないと判断して差し支えない。

イ)液体又は固体:投与量 体重lkg当り2,000mg

ロ)蒸気:試験濃度 5,000ma/m3

ハ)粉じん又は煙霧:試験濃度 10mg/l   

2.判定基準

 

117-1.gif

 

備考:飽和蒸気濃度は20℃及び気圧1気圧の空気中における試験物品の飽和状態での濃度を1m3当たりのmlで表した値をいう。

 

 

 

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