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DBP   82.6±2.9mmHg

MBP   98.7±3.OmmHg

年齢  55.0±1.0歳

これらのSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,

山間地域  19/39  48.7%

中間地域  6/18  33.3%

市街地域  13/24  54.2%

3地域間に差異は認められなかった。

各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,

Y=0.36970X+78.38742

相関係数R=0.12010

相関は認められなかった。

4) 60代〔表5参照〕

27地区全体の平均は,

SBP   136.0±4.2mmHg

DBP   82.9±2.3mmHg

MBP   100.6±2.7mmHg

年齢  64.6±0.5歳

全地区のSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,

山間地域  24/39  61.5%

中間地域  8/18  44.4%

市街地域  5/24  20.8%

この比率は山間地域では市街地域よりも高かった〔p<0.01〕。

各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,

Y=0.15140X+90.80836

相関係数R=0.02619

相関は認められなかった。

5) 70代〔表6参照〕

27地区全体の平均は,

SBP   138.0±4.4mmHg

DBP  81.1±2.3mmHg

MBP  100.1±2.41mmHg

年齢  74.9±1.4歳

全地区のSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,

山間地域  20/39  51.3%

中間地域  6/18  33.3%

市街地域  12/24  50.0%

3地域間に差異は認められなかった。

各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,

Y=0.56855X+57.51430

相関係数R=0.31870

相関は認められなかった。

 

3 地区別にみた高血圧の頻度〔表7参照〕

東大3内科高血圧症重症度分類に準じ2)高血圧を分類した。

0度

SBP<140mmHg

DBP<90mmHg

I度

140mmHg≦SBP<160mmHg

または

90mmHg≦DBP<95mmHg

II度

160mmHg≦SBP<185mmHg

または

95mmHg≦DBP<105mmHg

III度

185mmHg≦SBP<220mmHg

または

105mmHg≦DBP<120mmHg

IV度

220mmHg。藉BP

120mmHg。薀BP

I度,II度,III度,IV度に属する場合,又は0度に分類されるが,高血圧治療下にあるかあるいは高血圧と診断が下されている場合を高血圧とみなし,地区毎にその比率を求め,次に27地区全体のそれらの相加平均を算出すると,

0度       4.9±3.2%

I度      24.8±6.3%

II度      l0.1±4.2%

III度       1.6±1.5%

II度 + III度 11.7±4.9%

高血圧者総数  41.5±9.0%

治療中の高血圧者数16.1±5.9%

治療中の高血圧者数/高血圧者総数38.6±12.0%

 

 

 

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