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(3) 試合の方法

3本勝負が原則で、試合時間内に2本先取りした方が勝ちです。制限時間内に一方が1本取った時はその方を勝ちとします。制限時間内で同本数または得点がなく勝負の決しない場合は、延長戦を行い1本先取りした方を勝ちとします。一回の延長で勝負が決しない場合は3回までとし、それでも決しない場合は審判員の総合的判定により1本を与えます。

団体戦の勝負は勝者数により決定します。

(4) 有効打突

有効打突とは、なぎなたの打突部で打突部位を、充実した気勢と適法な姿勢とをもって、打突部位を呼称しながら確実に打突したものをいいます。

 ?物打(切先から15cm位)が正確に打突部位に到達していること。

 ?打突時に姿勢が正しく理にかなった動作であること。

 ?打突の機会がよいこと。

 ?気晩に満ち、打ったあと残心があること。

 ?やや軽くとも追い込んだ際の打突、あるいは追い込まれた時に加えたもっとも確実な打突。

これらの条件を満たしている打突が有効と認められます。

(5) 打突部位となぎなたの打突部

(打突部位)(なぎなたの打突部)


面部―正面、左右側面…………………切先より15cm〜20cmのところ(物打) (正面中央より左右に25°〜30°の間の5°の部分)



小手部―左右小手………………………切先より15cm〜20cmのところ(物打)



胴部―左右胴……………………………切先より15cm〜20cmのところ(物打)



脛部―左右脛、左右内脛………………切先より15cm〜20cmのところ(物打)および柄(石突より20cm〜25cmのところ)



咽喉部―面垂の位置……………………切先および石突(高校までは禁じられている)

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