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いずれの要素もソフトウェアの品質として重要であるが、実際の品質評価の上ではすべての要素を同等のものとして評価するのではなく、アプリケーションの性質によってそれぞれの要素に異なる重み付けを行う必要がある。JISにはそうしたガイドは存在しないが、例えば表3-7に示す観点で、評価項目の設定上、必ず入れるべき項目を選択することができよう。

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(2) 評価項目の測定尺度と測定方法の設定

次に、「評価項目の測定尺度と測定方法の設定」では、前段で設定した評価項目の各々についての点数付けの考え方と方法とを検討する。図3-6に挙げた機能性,信頼性,使用性,効率性,保守性,移植性の各評価項目の中でも、「品質要件」についてはJIS X0129の発表後も様々な測定法が研究されている。表3-8にその一例を示す。

 

 

 

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