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2-4 業務分析・データ分析と要件定義

 

業務分析・データ分析と要件定義がカスタマイズ要件を決定し、また、アプリケーション・パッケージを詳細に評価。選定する基礎情報となる

 

業務分析・データ分析と要件定義はシステム開発の際には必ず実施しなければならない作業である。ただ、現状では「システムインテグレーション」という形でこれらの作業も含めて一括でメーカーに委託しているケースも少なくない。

アプリケーション・パッケージを選定するという目的に照らして考えた場合、地方公共団体がメーカーやパッケージベンダーとは無関係に、業務所管課と情報管理主管課とが協力して、自力で業務分析・データ分析を行って、業務の流れやデータの重複等を見つけだし、これらを改めた新しい業務の在り方を決定した上でシステム化の要件を検討することが望ましい。自力での作業が困難である場合には、コンサルタントなどの第三者機関を活用して、共同で作業を実施することが考えられる。

この段階で決定した要件が、採用を検討しているアプリケーション・パッケージの機能等の評価基準の一つになるとともに、カスタマイズ要件の検討材料になる。

要件定義の内容を図3-6に示す。

 

 

 

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