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ため概括的な情報もあわせて収集する。

 

(7)自衛隊災害派遣要請

市長は、初動期災害情報から、自衛隊の災害派遣が必要となると判断した場合は、速やかに県知事へ自衛隊派遣要請を要求するとともに自衛隊にも通報する。

知事への要求ができない事態の場合、その旨と災害の状況を自衛隊に通知する。例外措置として、要請や要望がない場合であっても自衛隊の独自判断で災害派遣が実施されることがある。

なお、自衛隊災害派遣要請に関する事項は、「4-3自衛隊派遣要請システム」に定める。

 

(8)広域応援要請

収集された初動期災害情報により、必要と認められた担当部は、事前に定められている協定等に基づき、初動期対応に必要な広域応援の要請を行うこととする。

なお、広域応援要請に関する事項は、「4-1広域応援システム」に定める。

 

(9)災害時初動対応調整所の設置(市災害対策本部)

本部長は、各区の災害時初動対応チームの円滑化を図るなど市レベルでの調整が必要となる事項について、協議、調整を行うため「災害時初動対応調整所」を設ける。災害時初動対応チームの各機関は、災害時初動対応調整所に職員の派遣を行うこととする。

市民部は、災害時初動対応調整所の運営を担当することとする。

 

(10)初動対応現地調整センターの設置(区災害対策本部)

被災地域や二次災害の発生の恐れがある区の区本部長は、区役所内に「初動対応現地調整センター」を設置し、災害時初動対応チームの活動拠点とする。

当該地区で活動を行う災害時初動対応チームの各機関は、同センターに職員の派遣を行うこととする。現地調整センターにすべての機関の職員が派遣されるまでは、市本部調整所に派遣された職員を通じて調整を行う。

現地調整センターの運営は、当該区役所が担当することとする。

 

(11)災害時初動対応チームの編成

激甚な災害発生時の初動期に消火、救急・救助活動等、人命救助に係わる活動を実施する機関が相互に情報を共有化し、迅速・的確に合理的な初動期対応を一体的に実施するために、災害時初動対応チームが編成される。

1)構成メンバー

災害時初動対応チームは、以下の構成メンバーで構成される。

?@ 神戸市消防部各消防署

?A 警察

?B 自衛隊

?C 海上保安庁

?D 日本赤十字社兵庫県支部

?E 神戸市災害対策本部(区本部)

2)災害時初動対応チームの活動

災害時初動対応チームの活動内容は、図1-2-2のようになる。

3)災害時初動対応チームの解散

災害時初動対応チームの活動に目途がつき、初動対応チームの使命が果たし

 

 

 

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