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ぼ同じです。まず朝6時前後の起床に始まり、夜9時ごろの就寝に終わるまで、いわゆる家庭と同じような生活リハビリを主体とした1日の流れになっています。朝起きれば、洗面・更衣のあとの掃除、朝食の準備、エサをねだるチャペ(ペルシャ猫)の相手、朝食が終わればデイケアへ参加、夕方帰宅すると早速夕食の準備と掃除。夕食後はゆっくりおしゃべりを楽しんだ後、1人ずつ入浴と、ここでは簡単に記していますが、実際は利用者によって残存能力が異なるため、世話をしすぎず、時間年月をかけても個人個人に合った生活全般のリハビリをしていくことはかなりたいへんな内容です。この1日の流れ、共同生活のなかで老人たちには何度も出番があるし、また役割もあります。ケアワーカーは舵取りであるとともに黒子でもあるのです。

週間のプログラム(表3)では、老人たちが望む“家族

 

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写真4 グループホームの利用プログラム  写真6 朝の歯磨き
  (自分でできない人は介護の人に磨いてもらう)
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写真5 痴呆治療プログラム  写真7 チャペと老人

 

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