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PETボトル協議会

専務理事 中西武

 

1. 現状に対する立場

 

○容器メーカーとしての立場は再商品化をする事を役割分担として求められている。

私共法律施行前は処理施設を経営している所もないし、又やろうという人も居なかった。

何故なら一般廃棄物では赤字が出る事が明白であるからである。

業界では1994年に年間8,000t処理能力の工場を30億円かけて、実証プラントを建設した。勿論PETの分別収集の自治体はなく、回収のお願いから始まった。

○現状1997年 法の施行に伴って全国143事業者、勿論個人経営も含むが、処理施設をやりたいと申し入れがあり、積み上げ能力では最低40,000tといわれている。

 

2. 問題点

 

○リサイクル処理施設と云えど、一般の製造会社と同様に当然の事ながら自己資金で経営するので補助はない。出来た製品は市場価格でないと売れない。従って、回収される製品の品質、量もコストの面で大切な要素となる。

○現状の処理施設を29に絞ったその理由 回収が全国21,200tと申請されているが、今年は予定の遅れている所もあり17,000t位かもしれない。

能力が収集員よりはるかに大きい事になる。従って採算的には最悪の状況になるからである。

○参考に大型工場の能力8,000tの工場に2,200tとか3,000tしか回収されないのではと心配しているのが現状である。

○回収量増加の早期実現を望んでいるが、本年と同様では来年になれば倒産は避けられない。

稼働率を上げるには回収量を増やすか工場を減らすしか方法はない。

経常は民間なので補助もないので倒産は常に考えながら運営せねばならない。

現状 大型プラントの稼働率27%〜43%程度である。

○リサイクルは始めたら止める訳にはゆかない。従って自治体の早い参加を希望しています。

 

3. 展望

 

○リサイクルはもう少しやれる所から順にというのではなく 国民的な循環型社会へ形成運動として取り上げなければならないと思います。強い指導力が欲しいと思います。

 

4. 将来の意見

 

○リサイクルはPETボトルの場合 少なくとも2〜3回使用出来る様にしたい。ボトル→ボトル、ボトル→シート類→繊維とルートを長く広いものにしたい。

○リサイクルをする事によって経済的の価値あるものに生まれ変る事によって 回収、処理、再利用も経済的に取引が行われる様に工夫し努力してゆきたい。

 

 

 

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