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5. 加圧水の露点に関する条件によってガスに含まれる末の量が指定されていれば、腐食の観点からはバイオガス内の二酸化炭素の量に対する制限条件はない。二酸化炭素の量が制限されるのは、エンジンのパラメーター設定を簡略化するためである。

 

6. ある程度酸素ガスが発生するが、通常は微量にすぎない。

 

7. 水素ガスも嫌気性プロセスの中間段階で発生するが、これも通常は微量である。バイオガスに含まれる水素ガスの量の上限は、二酸化炭素の含有量が最大値に達する場合のウォンベインデックスを含むように設定される。

 

8. 加圧水の露点に関する条件によってガスに含まれる水の量が指定されていれば、腐食の観点からはバイオガスの硫化水素含有量の上限に対する制限はない。ただ、自動車の触媒の劣化が早まるのを防ぐために、硫化水素含有量は制限されている。

 

9. 凍結を防ぐため、メタノールがバイオガスに加えられることはない。メタノールは、貯蔵タンクの腐食を引き起こしたり、燃料システムに悪影響を与える可能性がある。

 

10. 目的にそぐわない量の団体の汚染物質を含まないものとする。メッシュサイズが最大5mmのフィルターを通り、分離度は最低980%ある。

 

11. 目的にそぐわない量の液体の汚染物質(油粒子など)を含まないものとする。コンプレッサーや他の装置からの潤滑油漏れは定期的に制御され、必要であれば油分分離フィルターが導入される。

 

12. ユーザに供給される燃料タンクに充填されるガスは、燃焼下限の20%で感じられるよう、においがつけられる。検出は、嗅覚が正常な人物が行う。におい付けの物質による人体や装置額への悪影響はない。

 

その他

 

生分解の過程で加えられる空気や物質などにより、ヘドロから生成したガスからはある程度窒素ガスが生じる。仕様には窒素ガスの上限はないが、ウォンベインデックスの条件を満たせないほどの量はないであろう。

 

 

 

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