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(4)国際物流においてオンライン化している運輸業者

輸出入貨物を取り扱っている荷主企業について、直接利用している業者、さらにそのうちオンライン化している業者についてたずねたところ、直接利用している運輸業者として、「海貨業者」(41.6%)、「倉庫業者」(36.0%)、「貨物自動車運送業者」(34.8%)の順に多い。また、そのうちオンライン化している企業数についてみると、「倉庫業者」「貨物自動車運送業者」が6.7%、「海貨業者」4.5%、船社が2.2%といずれの運輸業者ともオンライン化率は低くなっている(「無回答」には「いずれの運輸業者ともオンライン化されていない」が含まれる)。

 

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7. EDI標準化

(1)EDI標準化に期待する効果

<運輸業>

EDI標準メッセージの利用に伴い期待される効果についてみると、最も多いのは「多くの企業との接続が容易になるため、物流情報化が全般的に進む」(14.7%)であり、その他の効果を示す選択肢は10%以下の回答率であった。

一方、「わからない」とするものが54.0%、また無回答も21.6%となっており、EDI標準化についての理解は一般化していないことがうかがわれる。

常雇従業員規模別にみると、50人以上の比較的規模の大きな企業ではそれぞれの効果の回答率が高く、EDIの効果に対する理解が比較的進んでいることがわかる。

 

 

 

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