●高速船の利用における問題点や不満(高速船計)
高速船の利用における問題点や不満でもっとも多くあげられたものは、フェリーの場合と同様に「運航本数が少ない」で62.1%、次に「運賃が高い」が42.5%、3番目に「発着時間がよくない」の33.7%である。
これらの問題点や不満への回答割合は、いずれの特性においても高くなっているが、とりわけ航路の利用頻度が高い層に多いのが特徴である。
また、居住地別でもフェリーの場合と同様に、島外居住者よりも島内居住者に問題点、不満の割合は高い傾向にある。
なお、高速船においても、複数回答で回答を求めた中から問題点や不満の上位3位をあげてもらったところ、第1位、第2位とも「運航本数が少ない」に回答が集まり、第3位では「寄港地が多い」があげられ、フェリー、高速船とも「運航本数の少なさ」と「寄港地が多いこと」が航路利用の際のネックとなっている。
問題点や不満の上位3位の今後の改善策を記述式で回答を求めた結果、フェリーの場合と同様に「増便」に対する要望が強く、「夕方便」や「1日3往復体制」の意見が多数みられた。