[荷主]熊本市
●業務内容
・洗剤中心の家庭用消耗品メーカー
・販路は全国にまたがり、関東、関西が主力
●県内の港湾施設、機能についての評価
・社有地が手狭なため、保管のための用地がほしい。港湾にその機能があれば、輸送のためと、デポのために利用したい。とくに関東、関西地区では、迅速に対応するために、デポの必要性が高まっている。内航については、沖縄への輸送で利用しており、だいたいの様子はわかる。現在トラックに頼っている関東、関西への輸送も、コスト削減を重視すれば内航船での輸送も検討したい。
●県内の港湾利用促進のための条件
・原料の輸入はフィリピンやインド、台湾などから界面活性剤と油脂を輸入しており、門司 港を利用している。このルートが熊本となれば、大いに利用価値がある。アジアからの原料輸入と国内への製品輸送に熊本港が使えるとなれば、工場ごと熊本港の近くに移転することも考えられる。陸上輸送とのコスト比較と保管機能がクリアできること。
●県内港湾の利用意向
・熊本から全国に販売しているので、関東・関西での価格競争のためのコスト削減が至上命題となっている。輸送コストの削減につながれば利用したい。
●県内物流業者についての評価
・厳しい経営環境を理解してもらって、年間契約で輸送費の削減に努めているが、これは物流業者にとってもメリットはあると思う。信頼関係の保てる2〜3社との契約である。大型トラックが毎日5〜6台のペースで出荷している。