[荷主]下益城郡
●業務内容
・従業員40名の衣料品メーカー
・広島県福山市より当地へ進出
・物流の主流はトラック輸送であるが、親会社が中国に進出し、上海からの輸入製品を受け入れることがかなりある。
●県内の港湾施設、機能についての評価
・神戸港を利用することが多いので、わからないことが多いが、貨物の主流がコンテナになっている現状からすれば、県内で利用できる港がほしい。
●県内の港湾利用促進のための条件
・門司港をたまに利用することがあるが、ほとんど神戸港を利用しているので、熊本港が神戸港と比較して、少なくとも同程度の便利さがないと利用には踏み切れない。神戸港のよさは便数の多さであり、1便逃してもすぐ次の便が探せるという利点がある。熊本港が稼働したとして、当方の搬入元である上海便が週1便程度だとしたら、利用できないだろう。
・週2〜3便は就航してほしい。
●県内港湾の利用意向
・地元の港湾は是非利用したい意向はある。しかしビジネスにおいてはコスト第一であり、利便性をも考えれば、現状よりよくなければ使えない。神戸港利用の場合、上海からの入荷は通関の時間を入れても当地まで1週間である。熊本港にしろ、八代港にしろ上海からダイレクトで来ても、せいぜい1日早くなる程度と考えている。
●県内物流業者についての評価
・物流業者については、県内よりも、神戸港へ入港してからの陸上サービスがよいと思う。
神戸港のよさは、航路のみにとどまらず、陸送へのスムーズな流れがある。