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[第2の基準]

・停車時分の増遅延(発遅延から着遅延を引いた値)が5秒以上であれば乗客を誘導する

乗客誘導が可能であっても、計画上の停車時分を優先する

乗客誘導により増遅延を0秒にできる可能性がある

・発発時隔(先行列車と当該列車の出発間隔)が計画値より5秒以上長いと乗客を誘導する

乗客誘導が可能であっても、等時隔運転を優先する

計画上の停車時分よりも等時隔運転を優先する

乗客誘導により発遅延を0秒にできる可能性がある

 

さらに、移動する乗客が少ないと有効な停車時分短縮は期待できないので、ある扉から少なくとも5人以上の乗客を誘導する場合を調査の対象とする。これらの条件を満足する事例を図の中から抽出すると、以下に示す9本の列車になる。

 

022-1.gif

 

ここで、第1の基準では5人以上の乗客を誘導できるが、第2の基準では誘導の必要がないと判定される事例はN5/1(6両目)のみである。よって、実用上は第1の基準で乗客誘導の実施を判断してよいと考えられる。

 

 

 

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