ただし、○はグループ番号を示す。
また、R5/1からRB/*までの列車が最小間隔(135秒)で運転している。
この図および22日、23日の測定データより、以下のことがわかる。
[列車遅延について]
・西葛西では特定の列車が遅延しており、遅延の少ない列車も混在している遅延の原因と考えられる初期遅延列車を表2.1.1-1にまとめる
・東陽町ではほとんどの列車が遅延しているが、遅延時分にはまだばらつきがある
・茅場駅ではほとんどの列車が遅延しており、遅延時分は平滑化(70秒以上)されている
なお、これは東陽町から等時隔運転されている結果である
[混雑度について]
・西葛西では混雑時間帯の中心(8時〜8時30分)でも、各列車の混雑度にばらつきがある
なお、快速(R○/*)は西葛西を通過するので、混雑度の測定データはない
・東陽町、茅場町ではほとんどの列車が非常に混雑しており、ばらつきはない
以上に述べたことより、西葛西では混雑度の高くない列車または車両へ乗客を誘導することにより、西葛西およびそれ以降の駅での遅延増大を防止できる可能性がある。しかし、東陽町まで列車が進むとその可能性がしだいに低くなり、茅場町ではほとんど不可能である。具体的には、表2.1.1-1に示した初期遅延列車の発遅延を乗客誘導により減少させることが有効であると考えられる。