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■持続可能な開発に関する経験

海河の水質を保全するため、天津市は早くからその対策にあたっている。すなわち、1958年、海河の南北それぞれに工場排水や生活排水を流すための水路を建設した。この水路は下水道の役割を果たしており、現在、それぞれの水路に1ヶ所の汚水処理場が建設され汚水を処理している。さらに拡張、新設してそれぞれ3ヶ所、計6ヶ所とする計画である。

 

1984年、中国国務院の承認を経て経済特別区・天津経済技術開発区(TEDA)がつくられた。天津の東南、市の中心から約45kmに位置し、天津新港と一般住宅地・塘活区(人口42万人)、および天津保税区に隣接する。計画総面積は33k?u、中央を走る北京一天津一塘治高速道路を境として南北で大きく機能が分けられる。南側は金融、貿易、生活区(計画面積8k?u)、北側は工業区(計画面積25k?u)である。

 

■今後の方向性

天津市は、東アジアと太平洋の西側で個性ある美しい環境と経済技術機能を有する近代的国際港湾都市を目指している。

 

連絡先

天津市環境保護局科学技術処

17 Fukang Road,

Nankai District, Tianjin

P. R. Chine 300191

Phone: +86-22-3362556

Fax: +86-22-3366037

 

 

 

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