(3) 子どもにとっての家庭環境の変化
自由結婚や離婚が多くなったために、子どもたちの家庭環境は多様になった。5歳未満の子どものうち、15%は両親が結婚していない家庭で、6.9%は片親家庭で生活おり、結婚している両親と一緒に生活する伝統的な家庭の子どもの割合は76%に過ぎない【図表3-6参照】。年齢が高くなるにつれて結婚している両親と生活する子どもの割合は高くなるが、同時に片親家庭の子どもの割合も上昇する。15-19歳では、非婚カップルの家庭の子どもの割合は5.8%に下がるが、片親家庭で暮らす子どもの割合は12.9%と高くなっている。再婚した親と新しい家庭で暮らす子どもの割合も、年齢があがるにつれて増加する。
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