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市内転居者では、転居して「良かった」という評価の最も多いのは、「配偶者と死・離別したため」(77.8%)であり、ついで「老人ホーム等に入るため」(73.9%)であった。

 

・転入者の特徴:本人や家族の事情による場合、「よかった」という者が多い。

・転出者の特徴:本人が老人ホームや病院に入る場合、本人や家族の事情、住宅事情による場合、「よかった」という者が多い。

 

● 生活環境による移動理由別の移動に対する評価(表7-1-5、7-1-6、7-1-7)

生活環境による移動理由別、男女別に移動に対する評価をみる。

生活環境による転居の理由の中で、転入して「よかった」という評価の最も多いのは、男の場合、「地域の自然環境を求めて」で、94.0%の者が転入して「よかった」と評価している。

女の転入者の場合、「教育施設や文化的な環境を求めて」(90.6%)と「地域の自然環境を求めて」(90.4%)がほぼ同率で「よかった」という評価が最も高い。

転入者の場合、生活環境による転居理由の中では割合が低い「地域の自然環境を求めて」が、意外なことに転入して「よかった」という評価が最も高い事が分かる。

転出者の場合、生活環境による転出の理由の中で、転出して「よかった」という評価が最も多いのは、男の場合、該当者4名が全員、転出して「よかった」と回答した「老人ホーム、ホームヘルパー等の福祉サービスが充実しているから」はサンプル数が少ないため別として、「医療機関等の保健・医療サービスが充実しているから」を挙げた転出者の84.5%が、転出して「よかった」と回答している。

女の場合、該当者が7名が全員、転出して「よかった」と回答した「医療機関等の保健・医療サービスが充実しているから」はサンプル数が少ないため別として、「老人ホーム、ホームヘルパー等の福祉サービスが充実しているから」を挙げた転出者の85.4%が、転出して「よかった」と回答している。

転出者の場合、生活環境による転居理由の中では割合が低い「医療機関等の保健・医療サービスが充実しているから」、「老人ホーム、ホームヘルパー等の

 

 

 

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