ほうが女を大きく上回っているが、子とともに移動した者の割合は、女のほうが男よりもかなり上回っている。
● 年齢別
前期高齢人口と後期高齢人口とに分けると、前期高齢人口では、転入、転出どちらの場合においても、配偶者とともに移動した者が最も多いが、後期高齢人口では、転入と転出どちらも、本人のみで移動した者が最も多い。
・転入、転出者とも、本人のみの移動が2割。配偶者とともに、子とともにが各3割ずつ。
・市内転居者は、本人のみの移動が4割。配偶者とともにが3割。子とともにが2割。
(5) 移動の上因者(表5-5-1)
● 転入者
移動者が主に世帯のだれの理由によって移動したか、すなわち移動の主因者を「自分自身」、「配偶者」、「家族」に分けると、転入者では、「自分自身の理由」で転入した者は43.7%、「家族の理由」で転入した者は35.3%で、「配偶者の理由」で転入した者は9.5%であった。「配偶者」と「家族」とを合わせると「自分自身」とほぼ同率となる。
● 転出者
転出者では、「自分自身の理由」で転出した者は43.1%、「家族の理由」で転出した者は33.6%で、「配偶者の理由」で転出した者は8.4%であった。転入者と同様、転出者でも「配偶者」と「家族」とを合わせると「自分自身」とほぼ同率となる。
転入者と転出者は、移動の主因者でみる限り、同様の状況である。
● 市内転居者
市内転居者の移動の主因者は、「自分自身」が39.0%、「家族」が29.2%、「配偶者」が7.3%であった。市内転居の場合も、転入・出の場合とほぼ同様の傾向にある。
・移動の上因者:自分自身が4割。家族の理由が3〜4割。配偶者が1割。