第2章 移動高齢者の身体・健康状況
先に述べたように、転入、転出、市内転居者のサンプル数等については、本章以下では、特にことわりのない限り、転入、転出、市内転居の調査の回収率の差等による調査結果の誤差を修正するために集計の際に行った、ウエイトバック後の数値を用いる事とする。
(1) 活動能力指標
この指標は、買い物、食事の用意などの日常生活を行う能力を測定するものであり、食事や移動などの活動能力であるADLより高い次元の活動能力を示している。10項目の設問それぞれについて該当するものに1点、該当しないものに0点を配点し、それらを合計し、得点化することによって活動能力を表すことができる。
得点の平均値は転入者で7.25点、転出者で7.57点で、転入者の活動能力の方が若干低かった。性、